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    組込みシステムを意識した楕円曲線暗号の効率化に関する研究

    暗号は情報セキュリティの根幹をなす技術である. その中でも楕円曲線暗号は短い鍵長で実現可能であるため,計算資源やメモリ容量が制限された組込みシステムなどと相性がよい. また暗号系を実装する際には,サイドチャネル攻撃(SCA)に対して耐性を持たせる必要がある. SCAには,消費電力を用いた単純電力解析(SPA)攻撃や,故障を用いたSafe Error Attack(SEA)などがある. 本研究の目的はサイドチャネル攻撃耐性を持ちかつ,より効率的な楕円曲線暗号の提案である. 楕円曲線暗号は,点のスカラー倍算が主要演算であり,スカラー倍算アルゴリズムの効率化を主な目的とする. スカラー倍算の高速化は様々な研究が行われているが,一般に使用するワーキングメモリ量と計算量がトレードオフの関係にある. また座標系の選択は使用するプロセッサの特性(逆元と乗算の比,I/M比)に応じて選択されるのが一般的である. これらの条件を考慮した上で,プラットフォームに応じた最適なアルゴリズムの提案を行う. 本研究では,スカラー倍算アルゴリズムのなかでも,任意点,固定点,そして電子署名の検証などで用いられるマルチスカラー倍算の3つを研究対象とする. また本研究での評価指標は,計算量が少ないことと,ワーキングメモリが少ないことの2点を対象とする. またワーキングメモリではなく,ROMを用いた固定点に関連する部分の効率化も合わせて提案する.


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